オンライン社内イベントは、離れた拠点やテレワーク中の社員も参加しやすく、部署・勤務地を越えた交流のきっかけをつくれる社内施策です。
一方で、画面越しでは参加者同士の会話が自然に生まれにくいため、リアルイベントとは異なる企画設計が求められます。
このページでは、オンラインで実施できる社内イベント・レクリエーションの企画例をはじめ、目的に合った企画の選び方や、参加者を飽きさせないためのポイント、開催までの進め方について紹介します。
オンライン社内イベントとは、Web会議システムや配信ツールなどを活用し、参加者がそれぞれの場所からインターネット経由で参加する社内イベントです。
全社員が同じ場所へ集まる必要がないため、本社と支社、営業所など離れた拠点をつなげやすいほか、テレワークを取り入れている企業でも開催しやすい特徴があります。
ただし、単にオンライン会議を開いて企画を実施するだけでは、発言する社員が限られたり、参加者が画面を見るだけになったりすることもあります。参加者自身が何かを選ぶ・答える・話す・協力するといった「参加する仕掛け」を取り入れることが重要です。
オンライン社内イベントでは、交流を目的としたレクリエーションから、会社について理解を深める企画まで幅広い内容を実施できます。ここでは、企画の目的別にアイデアを紹介します。
参加者がWeb上で回答するクイズ大会は、オンラインでも取り入れやすいレクリエーションのひとつです。会社の歴史や商品・サービス、社員にまつわる内容を問題にすれば、楽しみながら会社や同僚について知る機会にもなります。
個人戦だけでなく、部署や拠点ごとのチーム戦にする方法もあります。リアルタイムでランキングを表示したり、司会者が回答を紹介したりすることで、視聴型になりがちなオンラインイベントにも動きを加えられます。
複数人のチームで問題を解いていく謎解き企画は、参加者同士の会話を自然に生み出しやすいレクリエーションです。
一人では解けない問題や、メンバーごとに異なる情報を持たせる仕組みを取り入れることで、情報共有や役割分担が必要なチーム型イベントにできます。普段あまり接点のない社員同士でチームを組むのもひとつの方法です。
ルールがわかりやすく、年齢や役職を問わず参加しやすいのがオンラインビンゴです。数字だけでなく、「最近始めた趣味」「行ってみたい場所」などをマスに設定したオリジナルビンゴを作れば、社員同士の会話を促す企画にもできます。
景品を用意する場合は、後日配送できる商品やデジタルギフトなどを採用すると、オンラインでも運営しやすくなります。
ジェスチャーゲームやお絵描きゲーム、連想ゲームなど、特別な機材を使わずに楽しめるゲームを複数用意する方法です。
短時間のゲームをいくつか組み合わせ、獲得ポイントの合計で順位を競えば、テンポよく参加できるオンライン運動会のような企画にもできます。
事前アンケートで集めた「意外な趣味」「学生時代にしていたこと」「最近ハマっていること」などを問題として出題し、誰の回答かを当てるレクリエーションです。
業務上の関係だけでは知る機会が少ない社員の一面を知れるため、社員同士の相互理解を深めるきっかけとして活用できます。新入社員や中途入社社員を迎えたタイミングにも取り入れやすい企画です。
参加者の自宅に材料やキットを事前配送し、オンラインで講師の説明を聞きながら料理やものづくりを行います。
見るだけではなく実際に手を動かすため、長時間のオンラインイベントでも変化をつけやすいのが特徴です。完成したものを画面越しに見せ合ったり、写真を社内SNSへ投稿したりすることで、イベント後のコミュニケーションにもつなげられます。
社員がテーマについて話し合い、最後に意見やアイデアを発表する参加型の企画です。例えば、「会社の好きなところ」「これから挑戦したいこと」「理想の働き方」などをテーマにできます。
少人数のグループに分けられるブレイクアウトルームを利用すると、大人数のイベントでも一人ひとりが発言しやすい環境をつくれます。
社員の活躍をオンライン上で紹介し、全社で称えるイベントです。売上や成績だけでなく、「サポート賞」「チャレンジ賞」「チーム貢献賞」など、さまざまな観点から表彰する方法があります。
受賞者紹介の映像や同僚からのメッセージを用意するなど、オンライン配信ならではの演出を加えることで、単なる結果発表ではなく社員の仕事や取り組みにスポットを当てる機会にできます。
自社の工場や店舗、オフィス、研究施設などをライブ配信や動画で紹介する企画です。普段は別の拠点で働いている社員にとって、他部署の仕事や職場環境を知る機会になります。
担当社員による解説や質問コーナーを組み合わせれば、単なる施設紹介ではなく、部署間の理解を深める社内コミュニケーション企画として活用できます。
食事や飲み物を用意して交流するオンライン懇親会も、定番の社内イベントです。ただし、大人数が同じオンライン会議に参加すると、一部の参加者だけが話し続けてしまうことがあります。
そのため、少人数のグループに分けて一定時間ごとにメンバーを入れ替えるなど、参加者が会話できる人数に調整することがポイントです。
社内イベントの企画を決める際は、「楽しそうだから」という理由だけではなく、まず開催する目的を整理することが大切です。
| 目的 | 企画例 |
|---|---|
| 社員同士の交流を増やしたい | オンライン懇親会、プロフィール当てクイズ、チーム対抗ゲーム |
| 部署を越えたコミュニケーションを促したい | 謎解き、ワークショップ、チーム対抗クイズ |
| 社員のモチベーションを高めたい | 社内表彰、アワード、社員紹介企画 |
| 会社について理解を深めたい | 会社クイズ、オンライン社内ツアー、トークセッション |
| 新入社員の交流を促したい | プロフィールクイズ、少人数交流会、共同作業型ゲーム |
| 家族も参加できるイベントにしたい | ビンゴ、クイズ、料理・ものづくり体験 |
目的によって適した企画や参加人数、必要な時間は異なります。最初に「イベント後に社員にどのような状態になってほしいのか」を決めたうえで、企画を選ぶとイベント全体の方向性を整理しやすくなります。
オンライン開催では、一つの会場へ社員を集める必要がありません。そのため、本社・支社・営業所など勤務地が分かれている企業でも、同じイベントへ参加できます。
移動時間を確保する必要もないため、全国に拠点がある企業やテレワークを取り入れている企業とも相性の良い開催方法です。
リアルイベントでは参加人数に応じた広さの会場を確保する必要がありますが、オンラインイベントでは使用する配信サービスなどの条件を満たしていれば、多人数での開催も検討できます。
メイン配信は全員で視聴し、交流企画では複数のグループに分かれるなど、プログラムによって参加方法を切り替えることも可能です。
オンライン配信を録画しておけば、当日参加できなかった社員向けに後日共有したり、社内コンテンツとして活用したりできます。
特に経営層からのメッセージや社内表彰などは、一度限りのイベントで終わらせず社内へ継続的に発信するコンテンツとして利用することもできます。
オンラインイベントでは、長時間にわたり一方的な説明や映像が続くと、参加者の集中力が低下しやすくなります。
クイズへの回答、チャットへの投稿、投票、グループトークなどを定期的に組み込み、参加者が数分おきに何らかのアクションを起こせる構成を意識しましょう。
数十人、数百人が同じ画面に参加しても、全員が会話することは難しくなります。交流を目的とする場合は、少人数のグループへ分ける時間を設けることが重要です。
普段接点の少ない部署同士を組み合わせるなど、イベントの目的に合わせて事前にチーム分けを考えておく方法もあります。
使用するツールへのログイン方法やマイク・カメラの設定がわからない参加者がいる可能性もあります。
開催前に接続方法を案内し、必要に応じて接続テストの時間を設けるなど、ITツールへの習熟度に左右されず参加できる環境を整えておきましょう。
オンラインでは発言のタイミングが重なったり、逆に誰も話さない時間が生まれたりすることがあります。
そのため、司会者が参加方法を説明しながら、チャットへの投稿を拾ったり参加者へ話を振ったりするなど、リアルイベント以上に進行を意識することが必要です。
オンラインイベントでは、映像や音声の停止、回線切断などが発生する可能性があります。
本番前のリハーサルに加え、配信担当者と司会者の役割分担、トラブル時の連絡方法、再接続方法などを事前に決めておくことで、万が一の際にも対応しやすくなります。
まず、社員同士の交流、部署間コミュニケーション、理念浸透、モチベーション向上など、イベントを開催する目的を決めます。
全社員を対象にするのか、特定部署や新入社員を対象にするのかを決めます。参加人数によって使用するツールや企画内容も変わります。
目的に合わせてレクリエーションやプログラムを選定します。複数の企画を組み合わせる場合は、視聴する時間と参加する時間のバランスも考えましょう。
Web会議システム、ライブ配信サービス、クイズ・投票ツールなど、企画に必要なシステムを選びます。参加人数の上限や利用できる機能も事前に確認しておきます。
開催日時だけでなく、イベントの目的や企画内容、接続方法、必要な準備などもあわせて告知します。イベントの概要を早めに伝えることで、参加者の期待感を高めることにもつながります。
司会進行、映像、音声、画面共有、グループ分けなど、本番と同じ流れで確認します。特に複数のオンラインツールを使用する場合は、操作手順や担当者間の連携を確認しておきましょう。
イベント終了後にはアンケートを実施し、満足度や参加しやすさ、印象に残った企画などを確認します。次回以降も社内イベントを開催する場合は、参加者の声を次の企画へ反映することが大切です。
オンライン社内イベントは必ずしも、全員が自宅や各拠点から参加する必要はありません。
本社の参加者は会場へ集まり、遠方の社員はオンラインで参加するなど、リアルとオンラインを組み合わせるハイブリッド形式もあります。
ハイブリッド開催で重要なのは、会場にいる社員だけでイベントが進まないようにすることです。オンライン参加者にも投票やクイズ、コメント投稿などの参加機会を設け、参加場所によって体験に大きな差が出ないように企画する必要があります。
オンライン社内イベントでは、企画内容を考えるだけでなく、配信システムの準備、映像・音響の調整、司会進行、参加者管理、通信トラブルへの対応など、さまざまな準備が必要です。
イベント企画会社へ外部委託すれば、イベントの目的に合わせた企画提案から、配信環境の構築、当日の進行・運営までまとめて相談できます。
特に大人数で開催する場合や、複数拠点を接続する場合、映像演出や参加型コンテンツを取り入れたい場合は、オンラインイベントの運営実績を持つ会社へ相談することで、社内担当者の負担軽減にもつながるでしょう。
「コミュニケーションの活性化をしたい」と一口に言っても、業界によって相性の良いイベントは異なります。
ここでは業界別にマッチしやすいおすすめの社内イベントと、それをサポートしてくれる企画会社をご紹介します。

オンライン・ハイブリッド問わず幅広い規模の社内イベントとしてのeスポーツ大会の開催実績があり、企業の希望や予算に応じた柔軟な提案が可能。事前の練習試合やチーム編成など、交流を促す仕掛けを通して部署を超えた一体感を生み出します。

9種類の社内イベント向け謎解きパッケージを用意。物語の事前知識がなくても誰でも楽しめる内容なので、年齢や職種に関係なく、共通のゴールに向かって協力することで、自然なコミュニケーションを生み出します。

大手旅行会社として宿泊を伴うイベントの手配から企画・運営まで一括で対応可能。全国に点在する社員がスムーズに参加できるよう手配してくれます。さらに、イベントに特化した専門チームがあるため、旅行中の社員同士の交流を活性化できるような提案が可能です。