周年事業として社史を編纂する場合、専門の制作会社へ依頼することで、精度の高い記録を残すことが可能になります。
制作会社によって得意領域が異なるため、自社の目的に適したパートナーを選定することが重要。
ここでは、社史制作会社のタイプ別の特徴や選び方、費用感について解説します。
社史の編纂に留まらず、周年事業全体の設計を支援するタイプです。
事務局の体制構築から、周年ロゴ、記念イベント、映像制作までをトータルで提案できる点が強みです。
施策全体でメッセージの一貫性を保ちたい場合に適しています。
高度な編集力や取材力を有しており、専門のライターによる深掘りした記述が期待できるタイプです。
資料としての正確性に加え、読み物としての完成度や品質を重視し、ブランドの歩みを重厚に伝えたい企業に適しています。
印刷・製本を母体としており、仕様や装丁に関する提案力が豊富です。
企画から印刷、製本までを社内で完結できる体制を持つことが多く、コスト管理やスケジュール管理の面で安定したサポートが受けられます。
周年事業において社史を制作することは、企業の歴史を整理し、経営理念や自社の強みを再定義する貴重な機会となります。
完成した社史を公開することで、組織の信頼性や持続性を社外へ示すことができ、ブランド価値の向上に寄与します。
また、社内においては、企業の歩みを継承する社員教育のツールとしても活用が可能です。
選定の際は、まず社史制作の目的を明確にすることが肝要です。
「記録を後世に残すこと」を重視するのか、「社史を起点にリブランディングを図ること」を重視するのかによって、選ぶべきパートナーは異なります。
また、ヒアリングの丁寧さや、過去の制作実績における企画力、進行管理の確実性も重要な判断基準となります。
制作費用は、ページ数や発行部数、取材の規模によって大きく変動します。
簡易的な冊子形式であれば数十万円から数百万円程度、本格的な装丁を施した厚みのある社史では1,000万円を超えるケースも少なくありません。
加工や製本の仕様によってもコストが左右されるため、目的と予算のバランスを考慮し、見積もり段階で詳細を確認することが大切です。
吉田印刷所は、社史作成をはじめとする幅広い印刷物に対応している会社です。
シンプルな構成から、独自の加工技術を活かした意匠性の高い一冊まで、要望に応じた柔軟な提案を行っています。
仕様や装丁にこだわりたい場合にも、豊富なノウハウに基づいた支援が期待できます。
日本ビジネスアートは、社員の共感を得られるストーリー設計や、将来の教材として活用できる社史の制作を得意とする会社です。
基礎調査からコンセプトの策定、アーカイブ化まで、編纂に関わる工程を一貫して依頼することが可能。
企業のビジョンを反映させた構成に強みを持ちます。
アイワットは、周年事業の企画立案から社史のクリエイティブ制作まで一気通貫でサポートする会社です。
単なる歴史の記録に留まらず、企業の未来を紡ぐ「インターナルブランディング」の視点を取り入れた構成に定評があります。
WEB社史や記念映像、イベントなど、多様なメディアを組み合わせた立体的な展開が強みです。
ブイキューブは、映像演出やオンライン・ハイブリッド型のイベント配信ノウハウを活かした社史・周年事業を展開する会社です。
従来の冊子スタイルにとらわれず、ドキュメンタリー映像の制作やデジタルアーカイブ化を得意としています。
全国に拠点を持つ企業や、全社員が直感的に歴史とビジョンを共有できる仕組みを求める企業に適しています。
JTBコミュニケーションデザインは、大規模な記念イベントや周年式典と連動したトータルプロデュースに強みを持つ会社です。
社史編纂をインナーコミュニケーション活性化の重要施策と位置づけ、社員のエンゲージメントを高める仕掛けを提案。
ステークホルダーを巻き込んだ多角的な周年プロモーションをワンストップで実現します。
コムネットは、社内報制作で培った高い編集力と取材力をベースに、親しみやすい社史を制作する会社です。
経営層から現場の社員まで丁寧にヒアリングを行い、企業の「らしさ」や「熱量」がリアルに伝わるストーリーを構築します。
読まれる工夫、ビジュアルの見せ方にこだわり、社員教育や採用活動にも有効活用できる一冊に仕上げます。
GROWSは、インナーブランディング(組織活性化)に特化した社史制作と周年イベントの設計を得意とする会社です。
単に過去を振り返るだけでなく、「これからのビジョンを浸透させる」ための仕掛けや見せ方に重きを置いています。
組織のカルチャー改革や、次世代へ向けた理念継承を強力に後押しするクリエイティブ制作が特徴です。
プロネクサスは、上場企業のディスクロージャー支援で培った、極めて高い正確性と信頼性を誇る会社です。
膨大な歴史資料の整理や年表作成、ファクトチェックにおいて、緻密で破綻のない編纂体制を提供します。
IR視点やガバナンスへの配慮が必要な企業、公的な「正史」として格調高く精緻な記録を残したい企業に最適です。
日経BPコンサルティングは、日経グループの圧倒的な取材力・編集ノウハウを駆使したコンテンツ制作が強みの会社です。
企業の歩みを社会の歴史・トレンドと掛け合わせ、読み物として非常にクオリティの高い「ブランドストーリー」へと昇華させます。
社外向けのブランディングや、業界内での信頼・ポジションを強固にしたい企業から高い支持を得ています。
エトレは、ドキュメンタリータッチのドラマチックな構成と、洗練されたデザイン表現を得意とするクリエイティブ会社です。
企業のターニングポイントや、プロジェクトの裏側にあった挑戦の物語をエモーショナルに描き出します。
手にとってワクワクするような、次世代の若手社員や求職者へ響くクリエイティブ重視の社史を求める企業に向いています。
大村印刷は、創業から続く印刷技術を軸に、デジタルメディアまでカバーする一気通貫の製造体制が特徴の会社です。
伝統的な重厚感のある装丁から、最新の印刷表現、さらにはWEBや電子書籍といったメディアミックス展開まで幅広く対応。
確かな進行管理とコストパフォーマンスで、初めて社史を編纂する事務局の負担をきめ細かく軽減します。
TOPPANは、最先端のテクノロジーと圧倒的な実績に基づく、超大型の周年・社史プロジェクトに対応できる会社です。
高品質な印刷技術はもとより、VRやデジタルアーカイブ、3D展示など、歴史資産を未来に活かすための多様なソリューションを保有。
企業のアイデンティティを再定義し、グローバルや社会全体へ発信するダイナミックなブランディング施策を実現します。
周年事業は、ただ実施すれば評価されるものではありません。成功の鍵は、まず想いを届ける「相手」をはっきりさせること。 想いを届ける相手をはっきりさせれば、組織の結束やブランド力向上といった成果をしっかり残せます。 当メディアでは企業価値を左右する3大ターゲット「従業員・消費者・取引先」に注目。それぞれの分野で実績のある3社を紹介します。


