福利厚生として社内ベントを実施するポイント

社内イベントは福利厚生として実施できる?

社内イベントにかかる費用は、一定の要件を満たすことで「福利厚生費」として計上することが可能です。ただし、どのようなイベントでも無条件に認められるわけではありません。税務上、福利厚生費として認められるためには「全従業員が参加の対象となっていること」「社会通念上、妥当な金額であること」などの基準をクリアする必要があります。
一部の役員のみを対象としたり、常識の範囲を超える高額な費用がかかったりする場合は、給与課税の対象となる可能性があるため慎重な判断が求められます。

福利厚生として社内イベントを実施するメリット

社内イベントを福利厚生の一環として実施することは、単なる税務上のメリットにとどまらず、組織力の強化という観点でも多くの恩恵をもたらします。具体的に期待できる6つのメリットを解説します。

社員同士のコミュニケーションが活性化する

業務外のカジュアルな場を設けることで、普段は接点のない他部署の社員や、異なる役職間での交流が自然に生まれます。共通の体験を通じて心理的な距離が縮まるため、その後の業務における連携や相談がスムーズになる効果が期待できるでしょう。

従業員満足度の向上につながる

会社が費用を負担し、従業員への慰労や還元を目的としたイベントを開催することは、社員に対する「日頃の感謝のメッセージ」となります。充実した福利厚生は、会社から大切にされているという実感を生み、結果として全体の従業員満足度(ES)の向上に寄与するといえます。

エンゲージメントや帰属意識を高めやすい

社員旅行や周年イベントなどの特別な体験を共有することで、組織への愛着や連帯感が醸成されます。会社のビジョンや歴史を織り交ぜた企画を実施すれば、組織の一員であるという帰属意識が刺激され、企業に対するエンゲージメントがより深まるはずです。

健康促進やリフレッシュの機会になる

運動会やスポーツ大会、自然の中でのバーベキューなどは、日頃の運動不足解消や心身のリフレッシュに直結します。リモートワークの普及などで蓄積しがちなメンタル面のストレスや身体的な疲労を和らげ、健康経営を推進するうえでも有効なアプローチとなります。

離職防止や定着率向上につながる可能性がある

人間関係の悩みや組織への不満は、離職の大きな要因になり得ます。福利厚生イベントを通じて風通しの良い職場環境を構築し、コミュニケーションの質を改善することは、社員の孤独感や不満を軽減し、中長期的な人材の定着率向上へ良い影響を与えるでしょう。

採用広報や企業ブランディングにも活用できる

社内イベントが活発で福利厚生が充実している企業は、求職者に対して「働きやすい会社」「社員を大切にする会社」というポジティブな印象を与えます。イベントの様子を社内報や採用サイト、SNSなどで発信することで、魅力的な企業文化をアピールする強力な武器となります。

福利厚生イベントとして実施しやすい社内イベント例

福利厚生として社内イベントを行う際の注意点

前述の通り、社内イベントを福利厚生費として計上するには税務上のルールを守る必要があります。とくに注意すべきは「公平性」と「金額の妥当性」です。正社員だけでなく契約社員やパートタイム従業員も含め、全社員に参加の権利が与えられていることが原則となります。
また、社会通念上妥当とされる金額の目安(一般的には数千円〜数万円程度とされることが多い)を超過したり、不参加者に現金で支給(現金還元)したりすると、給与として課税されるリスクが高まるため、事前に顧問税理士などへ確認することを推奨します。

福利厚生イベントを成功させるポイント

目的を明確にする

「日頃の慰労」「運動不足の解消」「部署間交流」など、何のために福利厚生イベントを実施するのかを最初に定義することが不可欠です。目的が明確になることで、ターゲットにふさわしい企画や開催日時、会場の選定がブレることなく進行できます。

社員が参加したくなる企画にする

福利厚生である以上、社員にとって負担となる強制参加や、一部の層しか楽しめないコンテンツは避けるべきです。事前のアンケートで希望のイベント形式や開催時間帯(業務時間内か休日かなど)をヒアリングし、多様なニーズに配慮した選択肢を用意することが重要になります。

運営負担を事前に見積もる

イベントの規模が大きくなるほど、人事・総務など運営担当者の負担は増加します。本来の業務を圧迫して担当者が疲弊してしまっては、福利厚生としての意義が薄れてしまいます。企画から当日の人員配置まで、自社のリソースで無理なく実行できるかを事前にシミュレーションしておくことがポイントです。

福利厚生イベントを企画会社に依頼するメリット

福利厚生としての社内イベントを充実させたいものの、「企画のアイデアが出ない」「運営に割く人員が足りない」といった課題を抱える場合は、専門の企画会社へ依頼するのも有効な選択肢です。
企画会社に外注することで、豊富な実績に基づく「参加率が高まる魅力的なコンテンツ」を提案してもらえるほか、煩雑な会場手配や当日の進行管理などの業務負担が大幅に軽減されます。
また、運営担当者自身も裏方に徹しすぎることなく、他の社員と一緒にイベントを楽しめるようになるため、全社的な満足度向上とリフレッシュという福利厚生本来の目的を高いレベルで達成できるでしょう。

コミュニケーションを活性化させる
社内イベント3選

「コミュニケーションの活性化をしたい」と一口に言っても、業界によって相性の良いイベントは異なります。
ここでは業界別にマッチしやすいおすすめの社内イベントと、それをサポートしてくれる企画会社をご紹介します。

IT・Web業界には
eスポーツイベント
がおすすめ
  • 「新人のAさんが部長のBさんを倒しました!」などの実況をしたり、チャットで応援を送ったりすることでオンラインでも熱狂しやすく、テレワーク社員が多くても盛り上がりやすい
  • エンジニア・デザイナーなど黙々として作業を行うことが多いIT・Web業界の方々でも、参加のハードルが低く、ゲームを通じて自然な交流を促進できる
社内eスポーツイベントなら
Think of Fun
Think of Fun公式HP
引用元:Think of Fun公式HP
https://thinkoffun.co.jp/

オンライン・ハイブリッド問わず幅広い規模の社内イベントとしてのeスポーツ大会の開催実績があり、企業の希望や予算に応じた柔軟な提案が可能。事前の練習試合やチーム編成など、交流を促す仕掛けを通して部署を超えた一体感を生み出します。

製造業界には
謎解きイベント
がおすすめ
  • 幅広い年齢層が働く製造業の職場でも、事前知識や体力を必要とせず、誰でも無理なく参加・楽しめる
  • 論理的な考え方がカギになるので、理系出身の人が多い製造業の現場でも親しみやすく、楽しみながら交流を深められる
謎解きイベントなら
IKUSA
IKUSA公式HP
引用元:IKUSA公式HP
https://nazotoki-concierge.com/

9種類の社内イベント向け謎解きパッケージを用意。物語の事前知識がなくても誰でも楽しめる内容なので、年齢や職種に関係なく、共通のゴールに向かって協力することで、自然なコミュニケーションを生み出します。

サービス業界には
社員旅行
がおすすめ
  • 拠点が離れていることが多いサービス業だからこそ、直接顔を合わせて交流できる貴重な機会になる
  • 交流できる時間が長いため、人との関わりを好む社員が多いサービス業にとって相性の良いイベント
社員旅行なら
HIS
HIS公式HP
引用元:HIS公式HP
https://www.his-j.com/corp/companytrip/

大手旅行会社として宿泊を伴うイベントの手配から企画・運営まで一括で対応可能。全国に点在する社員がスムーズに参加できるよう手配してくれます。さらに、イベントに特化した専門チームがあるため、旅行中の社員同士の交流を活性化できるような提案が可能です。

コミュニケーションを
活性化させる
社内イベント3選