ここでは、企業の周年イベントについて紹介しています。開催の目的やイベント内容、注意事項のほか、実際の開催事例もピックアップしているのでぜひ参考にしてください。
周年イベントは、創業●●年、製品リリースから●●年など、企業にとって節目となる年に開かれるイベントです。
社内向けの場合は、社員への感謝表明やビジョン共有、モチベーション向上などを目的に。社外向けの場合は、株主や顧客への感謝表明、信頼関係強化、新商品等のプロモーションなどを目的に開催されます。
周年イベントの内容は、BtoB企業の場合とBtoC企業の場合とで傾向に差があります。
前者の場合は、社員、株主、取引先等が参加するパーティー、式典を行うのが一般的。後者の場合は、これらにプラスして、特別企画や限定商品等を打ち出し販売促進が図られることも多いです。
なお、リアルイベントだけでなく、オンラインやハイブリッドイベントとして開催されるケースも増えています。このサイトでは、周年イベントの実績があり、リアル~ハイブリッドイベントまで対応している対応しているおすすめのイベント企画会社を紹介しています。そちらもぜひご参考にしてください。
リアル~ハイブリッド対応!
重視することから考える
イベント企画会社3選
ここでは、周年イベントのアイディアをご紹介します。記念式典やパーティーなどの他にも、さまざまな形でイベントを実施することができますので、ぜひ参考にしてみてください。
周年イベントの中で多く行われているのが「記念式典」です。記念式典を行うことにより従業員のモチベーションにも変化が生まれることが期待できるでしょう。会社の中で行う、イベントスペースをレンタルして行うほか、オンラインで開催すれば、拠点が離れている場合も参加しやすくなるでしょう。
周年イベントとして記念パーティーを行うことにより、従業員同士の交流の機会を持てます。パーティーの中では、活躍した従業員や模範となる取り組みなどの表彰を行ったりすることで、従業員のモチベーションを高められるでしょう。
企業の歴史やこれまでの歩みを振り返るムービーを制作するのも良いでしょう。従業員のインタビューなどを組み込むのもおすすめです。また、もし社外向けに制作する場合には、自社に興味を持ってもらえるような内容を意識することがポイントです。
これまでの歴史・製品など自社にちなんだ謎解きゲームイベントもおすすめです。このゲームにより、従業員や顧客が楽しみながら企業について知るきっかけにすることができます。また、チームを組んで謎解きに取り組むため、従業員同士の交流にも役立ちます。
参加型の社内コンテストを企画するのも良いでしょう。例えば、写真コンテストや料理大会など、従業員自身が得意なことやアイデアなどを競う内容とすると盛り上りが期待できます。コンテストはさまざまなテーマで開催できます。
仕事を通じ、さまざまな成果を上げた従業員の表彰式も周年イベントとして多く行われています。業績のほか、チームワークやイノベーションなど、多彩なカテゴリでの表彰を行うのがポイントです。さまざまな才能・努力を讃えることによって従業員のモチベーションアップも期待できます。
これまでどのようなプロモーションを行ってきたのかがわかる、ブランドのアーカイブ展示によって企業の歴史を知るきっかけになります。過去の広告・プロモーション資料を展示することによって、どのようにブランドが進化してきたのかを体験できるでしょう。
企業が提供している特定の製品やサービスのユーザーを対象にした限定イベントもおすすめです。こちらのイベントでは、新製品の紹介や試用、新製品の開発などに関係するフィードバックセッションなどを行うことで、これまでよりもさらにユーザーとの関係を深められるメリットがあります。
周年を記念した経営者のメッセージを発信します。これまでの成功を讃えるとともに、経営者から今後のビジョンと目標について伝えることにより、従業員の間でも今後目指す方向について共有ができます。
企業の歴史や成果、今後の展望を集約し、外部に向けて発信する「周年記念サイト」の制作を行っても良いでしょう。こちらのサイトには、タイムラインや重要なマイルストーン、今後の計画などを掲載することにより、企業やブランドに対する関心・理解を深められます。
イベントや記念式典などに有名人や業界の専門家を招待するという方法もあります。こちらの方法により注目度を高められますし、ゲストの話を聞くことで新たな視点を提供できるでしょう。
節目のタイミングに、企業ロゴやスローガンの刷新を行うことで、企業の新たな決意表明を行えます。さらに、社内においても従業員同士の団結力向上や帰属意識の向上など、さまざまな効果が期待されます。
周年を記念した記念ムービーを制作するのもおすすめです。記念ムービーを制作することで、企業の歴史や成長について、さらに未来への展望などを社内外の人に伝えられます。経営者のメッセージや従業員のインタビュー、イベント映像などさまざまな内容により構成されます。
周年記念は、新事業や新しくリリースされる商品・サービスなどを発表するのにもピッタリのタイミングといえるでしょう。革新性と企業の前進について、市場や顧客に対してアピールできます。
限定商品の販売や割引、特典の提供など、周年記念のタイミングでさまざまな特別キャンペーンを開催することで、顧客へアピールできるため売上の促進が期待できます。また、キャンペーンを実施することで顧客への感謝を示せます。
周年を記念したテレビCMを制作・放送することにより、幅広い視聴者に企業メッセージを伝えられるでしょう。企業の魅力などを伝えられる印象的なビジュアルなどを通じて、認知度とイメージの向上を目指せます。
SNSを用いて周年記念のキャンペーンを行えます。また、SNSの運用を行っていない企業の場合には、周年のタイミングでSNSを始めるのも良いでしょう。商品やキャンペーン情報をSNS上で発信することにより、顧客とのつながりを保てます。
企業のこれまでの歩みや文化、哲学などについて1冊にまとめた書籍の出版を行うことにより、読者と価値観を共有できます。また、読者にインスピレーションと学びを与える機会となるケースもあるでしょう。
オリジナルテーマソングを作成することで、企業のアイデンティティやメッセージなどを伝えられます。作成した曲は、イベントや広告などで使用することによって、ブランドとの感情的な結びつきを強められます。
会社のロゴや社名入りのペンやノートなどは、周年記念のノベルティとして定番といえるアイテムです。ノートやペンは仕事でも日常的に使用するため、従業員からも喜ばれるでしょう。また、顧客などに配布することもできますし、安価で制作できる点も魅力です。
会社で利用する機会が多いファイル。会社のロゴや社名が入っているものであれば顧客先に行く時や書類を渡す時などに重宝するでしょう。また、パソコンなどさまざまなところに貼れるステッカーもおすすめです。
カジュアルな服装で勤務が可能な企業などであれば、お揃いのTシャツなどを作ることで一体感を高められるのではないでしょうか。また、揃いのタオルも実用性が高くおすすめ。使用するたびに周年記念の思い出を振り返れます。
周年記念のタイミングで名刺やカレンダーのデザインを新しく制作しても良いでしょう。例えば、名刺に「●周年」と入れておくことで、顧客との話題を増やせるかもしれません。
会社のロゴ・イメージキャラクターをプリントしたお菓子などもノベルティとしておすすめです。消耗品であるため、さまざまな人に喜んでもらえるでしょう。また、オリジナルラベルのペットボトルを制作するという方法もあります。
これまでに販売してきた商品の中からユーザー投票によって人気商品を選出し、再販してみてはいかがでしょうか。顧客の声を重視する、という企業姿勢を示すことができ、顧客とのつながりをより強められます。
周年を記念し、他の企業やブランド、クリエイターとのコラボレーションを行い、限定商品の販売によって、それぞれのファンからの注目を集め、さらに新しい顧客の獲得につながる可能性があります。また、周年記念の特別感を高められるメリットもあります。
周年イベントにて、功績や今後の展望などに関するプレゼンテーションを盛り込むことにより、従業員のモチベーションを高められます。資料を作成する場合には、見やすさと社員を鼓舞するような資料を意識すると良いでしょう。
社内で活動しているサークル、各部署によりパフォーマンスを行うイベントにより、チームワークを高めることが期待できます。ただし、従業員の負担が大きくなりすぎないように配慮することも大切です。
周年イベントして、経営陣と若手を交えたパネルディスカッションや座談会を行う、というケースも多く見られます。部署や世代を超えたコミュニケーションを促すことに加えて、企業の方針や経営理念を浸透させることにもつなげられます。
会社のこれまでの歩みや歴史などをまとめたパネル展示はいかがでしょうか。特に、イベントをリアル開催する場合に展示を行うことで、イベント参加者同士のコミュニケーションを促すことにもつながります。展示する場合には、単に時系列順に並べるのではなく、ストーリー仕立ての展示にするのがおすすめです。
次回の周年イベントに向け、タイムカプセルを作成するのも良いでしょう。会社の未来に思いを馳せることができるため、一体感を高めることにも一役買ってくれます。タイムカプセルの作成時には、従業員同士のコミュニケーション促進が期待できます。
普段関わりのある取引先やユーザーとの交流会を設けることで、関係性強化を行えます。なかなか聞く機会のない顧客のリアルな声を聞けますので、商品・サービスに活かせるでしょう。
ここまで解説したように、周年イベントは社内向けに行う場合と社外に向けて行う場合があります。開催の際には、主に誰に向けて何を伝えたいのかを考え、開催目的や趣旨からずれないよう計画することが重要です。
また、オンラインの場合は、内容によっては盛り上がりに欠けることがある点にも注意。オンラインイベントが得意な企画会社に頼むなど、対策をおすすめします。
飲料メーカーの周年イベント事例。参加者は約7000人。エキシビションホールで行われました。
こだわりのポイントは、「“未来への架け橋”が表現された25mにもおよぶアーチオブジェ」と、「時の流れを照明で表現する演出」。さらには、大物アーティストによるスペシャルライブも開催されました。
ユニティガードシステム株式会社(警備会社)の創立50周年記念祝賀会の開催事例。これまで関わってくれた人たちに感謝を伝え、新たな取り組みやビジョンも伝える目的で開催されました。
参加者は約120人。警備員たちの日々の思いや業務のなかで生まれたエピソードを紹介するVTRを上映するなど、参加者の心が温まる祝賀会となりました。
コロナ禍で実施された、株式会社鴻池組の創業150周年記念プロジェクト。「未来に残る」「従業員の当事者意識を高める」をテーマに掲げ、WEBを活用した、新しいかたちの周年事業に取り組みました。当事者意識に強いチームづくり、しっかりとしたストーリー設計などにより、当初の目的に沿った理想の周年プロジェクトが実現しました。
周年イベントは、インナーコミュニケーションや企業価値の向上、ブランディング再構築などさまざまなメリットのある重要なイベントです。目的と趣旨をしっかり定め、より意味のある開催にしましょう。
実績 (実績数) |
250件~300件 (年間) |
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大人数対応 (1000人以上) |
〇 |
オンライン イベント |
〇 |
ハイブリッド イベント |
〇 |
対応地域 | 日本全国・海外 |
実績 (実績数) |
- |
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大人数対応 (1000人以上) |
〇 |
オンライン イベント |
〇 |
ハイブリッド イベント |
〇 |
対応地域 | 日本全国・海外 |
実績 (実績数) |
787件 (2017~2023年累積) |
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大人数対応 (1000人以上) |
〇 |
オンライン イベント |
〇 |
ハイブリッド イベント |
〇 |
対応地域 | 日本全国 |
※2022年1月時点
※選定基準…当サイトで紹介している企業イベント企画会社45社の中から、企画~運営まで全て対応していてリアル・オンライン・ハイブリッドにも対応している
会社をピックアップ。そのなかでも以下の基準に沿って会社を紹介しています(2022年1月調査時点)。
・ディーフレックス…演出やパンフレット等を手掛けるデザイナーが在籍している2社のうち2020年の実績が最も多い
・イベモン…予算・内容によって異なるパッケージプラン数が最も多い(プラン数:6つ)
・JTBコミュニケーションデザイン…唯一、人材活性化コンサルティングも実施している